兵庫巡業3日目(兵カン)

朝7時に起床。
9時くらいには兵カンに到着。
今回の水先案内人のSさん(CRF250)とお仲間のMさん(KTM250)
と合流する。


広島K(CR125)奈良U(WR250)兵庫A(CRF250)加古川Y(KTM125)
も準備は完了。


一方、俺以外の3人はテンション低め。
ちょっとこれからの展開に心配になる。


お山アタック開始。
先頭にSさんが走り、なぜか俺が2番目、3番目にMさんになってしまう。


林道のタイプは超ガレ場。相模川の玉ジャリとは違い、
鋭い岩のため、フロントもリアも左右どちらに飛ばされるか
なかなか予想できない。
しかし、ステップバランスを意識して足を付かないようにして、
Sさんに追いかけていった。それにしてもSさん早い!
俺のXRの音を感じたのか、ペースを上げてしまった。


俺も一生懸命追うが、フロントが沢の方に落ちてしまい、
転倒してしまう。
軽く渋滞を発生させてしまった。一番後方はまだ見えないが、
再出発。


ステップバランスでなんとかクリアしていくが、
段差の衝撃が大きすぎて、ヒザに負担が掛かってしまい、足をついてしまう。
足をついてしまうと、バランスが全く取れないため転倒率が増えてしまう。
ガレ場の終わりまでなんとか到着するが、全員顔が真っ赤だった。


すると、最後尾の兵庫Aが到着して一言
「秦野Mさんが骨折したようです」
金沢YのXR600と交換して走り出した直後にバックフリップを決めてしまったらしい。
しかも、プロテクター無しで。再び鎖骨を折ってしまった。サコッティ再来。
金沢Yと秦野Mは早々引き上げた模様。
朝霞Kも俺も戻る事を決め、Sさんのチームと分かれることにした。


戻るとき俺のXRもプラグがかぶってしまい、
エンジンが30分以上かからなくなって、
キックゲロを繰り返し、プラグをプラグレンチで一度取り出して復活させた。
炎天下でサバイバルな30分だった。


到着したときには、残っているのは金沢Yのみだった。テンション激低。
朝霞Kを秦野Mを連れて行き、たらいまわしの末になんとか病院まで搬送した。


午後の部より、ふたたびお山再チャレンジ。
奈良Uは「もうアカン」しか言わなくて、断念。
広島Kはなぜか富山に軽トラで移動していった。
俺は、Sさんと一緒に1周、周ることにした。


俺なんかで一緒に回れるのかなーと心配しながら走る。
エスケープは1個(妙に高いところに木の根っこがあるやつは途中エンストしたので)
だけ使ったが、他は大体周る事が出来た。


関東側の負傷者はこれ以上出ては行けないので超しなしなで走った。
1周コースの最後の上りで、
SさんがMさんに「ここ道つくろうか?」
とやり取りしており、コース上に問題のありそうな小枝、草を
小さなのこぎりで切り落とし、
KTMのMさんは手付かずの斜面を登りきったのだった。


今まで、このように道を作る人たちと一緒に走る事はなかったのだが、
こうやって道が出来ていくのかと、納得した。
俺はこういった人たちを「開拓者」と呼ぶ事にしましょう。
こうして、時間は過ぎて行き、地獄の兵カンは終了した。


現在14日 夜9時

千葉からの走行距離750キロ

メンテリティ

秦野M(XR250) -100%(爪の負傷、鎖骨骨折)
千葉T(XR250R) 80%(いい経験だった)
金沢Y(XR600R) 0%(絶望モード)
朝霞K(DR-Z400S途中WR250) 80%(DR-Z無傷とWRを無難に乗れたため)
奈良U(WR250) 20%(もうアカン)
広島K(CR125) 50%(顔真っ赤)
兵庫A(CRF250)80%(こんなもんでしょ)
加古川Y(KTM125)80%(オレンジ大好き!)
加古川Y(ステップワゴン)--%(原子力